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                                                 International Martial Arts Championship 2012 in Taiwan
                                                               On 25th and 26th in August


    国際大会出場者の声

    津村拓
<国際大会に出場させていただいて>
   まず何より先に小澤先生と望月先生にお礼を申し上げます。国際大会への出場の機会を与えていただき、ありがとうございます。貴重な体験で感激でした。

 出場の命を受けた時はいささか荷が重たかったです。しかし、その不安と心配は懇切丁寧なご指導をしていただいたことで、徐々に解消されていきました。深く感謝いたします。

 大会は武術大会とは思えぬほどおだやかな雰囲気で進められました。されど張りつめた空気も満ちていました。

 太極拳団体の部では、2位とうれしい成績となりました(1位は地元・草屯)。我々6人の呼吸はぴったり合い、一糸乱れぬ表演ができました。制限時間内に納まったのも自慢です。チームの一員として足を引っ張ることなく責任を果たせたことにほっとしています。

 個人戦では、私は教えていただいたものを思い切り出せたので悔いはないと言いたいところですが、自分の写真を見ると、腰が高かったです。少しがっくり。基本からやり直しをしなければと思っています。

 小澤先生はとても大きな存在です。そこにいらっしゃるだけで、私は心が落ち着きました。得意の冗談を言われて我々の気持ちをほぐして下さいました。これが平常心だと感じ入りました。

 望月先生は審判、ご指導、さらには記録、撮影と八面六臂のご活躍でした。ご労苦もさぞやとお察しします。旅行の手配から細かな注意まで本当にありがたく心強かったです。

 海外の参加者と交流できたのも楽しい思い出です。現地台湾、米、伊、豪、仏などの方々と、触れ合いました。皆さんは明るく、物腰柔らかで気持ちがよかったです。終南門派を学ぶものは兄弟であり、友人だと実感しました。

 末筆となりましたが、王福来先生、黄淑春先生、林美玉さんたち大会関係者の方々に大変お世話になり、感謝いたします。

 
    津村拓
<拝師させていただいて> 2012.8.27

 小澤先生、拝師させていただき、ありがとうございます。弟子として認めていただき、うれしいです。じっくりと喜びをかみしめております。

 思い起こせば11年前、あるきっかけで先生を存じ上げました。不思議な強さをお持ちなのでもっと教えていただきたいと、先生をお訪ねしました。ご夫婦ともども温かく迎えてくださいました。初対面同然なのに、快くご教授していただきました。なんと度量の広い方かと尊敬いたしました。

 あの時の初心を忘れず、今後とも精進する所存ですので、なにとぞよろしくお願いします。

 拝師の儀式は台中から車で1時間ほどの草屯の王樹金先生の墓前でありました。王福来先生、黄淑春先生のご指示のもと、厳かに行われました。望月先生をはじめ府中館の皆さん、各国の方々も同席。線香の煙が流れる中、誓言をよみ上げ、何度も王樹金先生の霊に礼をしました。とまどいそうになると、小澤先生が小声で素早く指示をされ、つつがなく終えることができました。

 今回、初めて王福来先生と黄先生にお目通りを許され、舞い上がりました。お二人とも率先垂範で、裏方や雑用を真っ先にされ、驚きました。王先生は厳格な方と想像していたら、とてもきさくで安堵いたしました。人格者であられる王先生の孫弟子にしていただくことができ、光栄であります。黄先生は慈母のようにやさしく、常に気を遣って下さいます。感動いたしました。

 道は始まったばかりです。今後ともお導き下さい。重ねて御礼申し上げます。


  中村公一
2012年8月 国際大会を終えて
     先ず、多くの方にお礼を言いたいと思います。

    ・今回の大会を主催していただいた方々

      王福来先生、黄淑春先生、林美玉さん、台湾本部の方々

      競技中、会場の案内をしてくれたお姉さん

      競技の進行を手伝ってくれた中学生たち

    ・この大会に参加できる道を築いてくださった小澤先生

     ・競技に向けて夜遅くまで細かくご指導してくださった望月先生

    ・忙しい時に長期の休暇を取らせてくれた会社の同僚達

    ・日頃の練習に理解を示してくれ、また、今回の大会に向けての準備に

     おいても協力してくれた家族

  多くの方々のお陰で貴重な体験をすることができました。本当にありがとうございました。

 大会では競技だけでなく多くの貴重な楽しい体験ができました。台湾の各支部、アメリカの支部、ヨーロッパ支部、オーストラリア、ニュージーランド、そして、日本誠明会の皆さんとも会話をすることができました。競技、表彰式パーティ、王樹金先生のお墓参りと一緒に時を過ごしていくうちに一体感を感じました。

 帰国の朝には、何人かの人達と「次回また会いましょう。」

  “See you again next time.”と再会を誓い合いました。とても楽しい経験でした。

 競技においては、団体の太極拳で2位となり、先生方のご指導を受けながら、江澤さんを中心に皆で頑張ってきたかいがありました。
   個人競技では大変緊張しました。でも、これも良い経験です。緊張の中で普段通りに筋肉が動きません。太極拳では1箇所で大きくふらついてしまいました。形意拳では十二横捶でふらつく他、劈拳でもいつも何気なくできている手の動きがうまくできませんでした。ウェポンでも、純陽剣でふらついて手を付いてしまいました。今回は、仕事もあって4月からそれなりの練習ができる環境になった状況でしたが、やはり練習不足でした。

4年後の大会では、基礎を大切にもっともっと練習を積んで、体力的にも、精神的にも自分自身を鍛え、より良い演武ができるように精進していきたいと思います。


     江澤幸子
国際教練(誠明気功)の試験   2012年8月27日午後8時から 台中の道場にて

4年前の大会に比べかなりレベルアップした出場者に目を見張るものがありました。出発直前まで大会会場を想定した練習を積み重ねてきたために,練習時以上に自分を出しきっている仲間を見るにつけ,なぜか私自身はかなりのプレッシャーで結果を残せなかったことが残念でなりません。

望月先生からは「前回優勝という重いものを背負っての出場だったのでそれらが足かせとなって自分を出せなかったんですよ。」と励ましてくださいました。仲間からは沢山の同情の言葉をかけていただきました。

そんな落ち込んでいる状況の中で,国を越えた大らかで明るい海外の人たちとの交流がとても暖かく感じられました。

お蔭様で,「誠明気功」の国際教練は取得することができました。王福来先生,黄淑春先生,審査をしてくださった林主任審査委員長,林美玉先生そして4人の審査委員の方々,仕事が終わってからわざわざ,私たちのために時間を費やしてくださり誠に有難うございました。審査委員の先生方の受験者に対する心と礼をひしひしと感じました。礼節の大切さも武術と同時に身につけるべき修養をしなくてはならないと改めて学習しました。

最後になりましたが,教練試験に付き添ってくださった小澤館長先生はじめ仲間の皆様方誠に有難うございました。


    小林祥子
形意拳の型の演武

初めての大会出場のお声がかかり先生方の教えの元,私なりに精一杯練習に取り組みました。日にちが段々とせまり,本当に教わったことが,演武できるのかと少し焦りました。先生方の顔を見るたびできるだけやってみようと心に決め練習に励みました。

いよいよ当日になり,待ち時間の長さや,不安がよぎりましたが,なんとかクリヤーしたと自分では思っていました。出来の悪い生徒を心配して来賓席の壇上より飛んで来てくださる先生を目にして本当に有りがたいと心より思いました。

次回は自分にリベンジしてみたいと心より思いました。先生方の気持ちを感じながらお預かりの本町支部の会員の皆様にも元気をつけるために,私はまだまだ太極拳を続けたいと思います。そして,小澤館長先生,望月国際教練先生,江澤教練,山田教練並びに女性センターの皆様本当にお世話になりました。有難うございました。


      増田ウメ子
                                平成
24828日 機中にて
形意拳の型の演武・拝師式 

824日より未熟ながら,世界大会参加及び拝師をさせて頂くことで仲間に入れていただき,45日で台湾へ行ってきました。

台風接近中で心配しましたが,飛行機はすこし揺れる位で無事到着しました。明日からの参加に向け体力を思いながらも,2日間,時間に追われ,団体・個人戦共,朝から晩まで精一杯頑張ったなー!!!と思います。

翌日は暑い中,王樹金先生のお墓で拝師を挙行していただき,王福来先生,黄淑春先生,林美玉先生,林先生,その他沢山の海外の皆様,柔拳連盟の先生方に祝福され,大変恐縮しました。同時に,今後の努力前進,責務を心がけなければと,改めて痛感しました。

先生方のおかげで,友の和の中でいくつもの財が加わったことで充分勉強できたことに感謝いたします。本当にお世話さまでした。


    山田孝彦
八卦掌の演武・国際教練(誠明気功)試験


 台湾到着の夜に念願のフカヒレコースを食し、サイサキの良いスタートを切った私であった。

8月25日試合当日

試合会場に到着しそれぞれのゼッケンを貰う。私は7番である。「おお〜っラッキーセブンやないかえ。」

野球のラッキーナンバーが通じるかどうかは自分次第である。会場に外国の方々が到着されてくると気合がみなぎるのであった。「おぉ〜見せてやるぜぇ〜。」(ほんとに言いました。)

太極拳の演武

主審に手招きされ中央に行き深く礼をする。始めるとき、手の位置が前過ぎたため直す。

(緊張か?)雲手から分脚に突入する。最初の分脚が問題である。上体を左右に振り、蹴りをかますわけであるが、緊張していればまずここでふら付くはずである。

足が上がる。なんとふら付かないのである。この時の為に幾百匹の蚊と戦いつつ練習してきた私である。足を頂点で1秒近く止めて置いて「ここシャッターチャンスやで〜。」と叫びつつ左分脚もシブく決める。そこでも同じことを叫ぶ私であった(もちろん心の中で)。

まったく邪念だらけである。

「い、いかん心を無にしなくては!」その後はのびやかに演武する様に気をつける。

自分自身に実況解説しながらやる為、低くゆっくり出来る。(やることがアホである。)大きく拳を下に振り下ろした時、夜の公園での練習風景が甦ってきたのであった。「ドラマでは回想シーンやな。」汗まみれで夜のなまぬるい風を感じつつ練習したことを思い出し感動。すでに夜の公園練習と同じ心境である。この技が出来る様になるまでどれだけの時間先生方に教えてもらったことか。

最後の移動技も特に脱力する。最後までやり切り主審に礼をする時、私に影響を与えてくれた方々に「ありがとうございます。しぇーしぇー。」と言っている私であった。この後もまだまだ国際大会は続く。